TOKYO PIGSKIN PROJECT 2024

東京産ピッグスキンを使った新商品開発&ギフトショー出展

参加事業者募集 

応募締切2024年9/20日

東京の特産品であり、原材料から国内で自給できるサスティナブル素材ピッグスキン(豚の革)を用いた新商品を試作し、ギフトショーに出展したいクリエイターやブランドを募集します。

東京ピッグスキンプロジェクトとは

東京都の地場産業であるピッグスキン(豚革)の需要を拡大するために、新商品を開発し、ギフトショーで販路を開拓するプロジェクトです。
これまでは、素材製造メーカー(皮革鞣製業界)中心に事業参加者を募集してきましたが、2023年度からは業界外のブランドやクリエイターなどにも門戸を広げ、優れた商品企画やデザインを募集することになりました。ふるって応募いただけますようお願いします。

主催:東京製革業産地振興協議会

東京都墨田区を中心にピッグスキン(豚革)を製造している事業者の団体です。ピッグスキンは食肉の副産物を有効活用して作られる「日本で唯一自給できる素材」その多くが東京都内で生産される東京都の特産品です。
本事業は東京都産業労働局による皮革鞣製業界活性化事業として実施されます。

事業概要

東京都の特産品であるピッグスキン(豚革)を用いた新商品を試作し、ギフトショーで発表したいブランドやクリエイターを募集します。
1)ピッグスキンを用いた新商品の企画案とデザインを応募ください。
2)審査のうえ事業参加者に選定されると規定の試作費が支給されます。
3)2025年2月開催の東京ギフトショー春アクティブデザインコーナーの「TOKYO LEATHER PIGSKIN」ブースに出展することができます。
4)出展時に配布するパンフレットなどの印刷までサポートします。(自社でデザインする場合デザイン費お支払い)
5)開発した新商品の試作は2025年3月に東京都に納品していただきます。

募集テーマ

Made in TOKYO 東京らしさを伝える商品

ピッグスキンは食肉の副産物として製造されるサスティナブルな素材です。日本で自給できる唯一の革素材であり東京都の特産品です。「東京産のピッグスキンで東京で作られる商品」として、国内の新たな需要を拡大し、さらに海外からの観光客にもアピールできるようなブランド・商品として提案してください。

東京都産業労働局商工部発行『TOKYO LEATHER PIGSKIN』>>ピッグスキン紹介冊子

応募資格・条件

①自らが提案した商品を製造もしくは製造依頼し、実際に展示会で発表し販売していくことが可能であること
②法人や個人、年齢、性別などを問いません。
③日本語でコミュニケーション、メールができること。事務局と協調できること。
④初年度は自ら皮革製品を制作できるブランドやクリエイターを優先します。
⑤2025年2月開催のギフトショーにおいて商品を発表し、3日間ブースで対応ができること
※他者の知的財産を侵害するデザインは審査対象外

デザインの条件

ピッグスキンをメインに使い、需要拡大につながる新たな商品であること

①ピッグスキンを表面に見えるように使う(割合が多くとも裏だけ使用は対象外とする)。

②布などの異素材とコンビで使う場合は、ピッグスキンの比重を多く取ること。

③素材感を活かしたデザインにすること。

④サスティブルな素材であるメッセージを感じさせること。
⑤外国からの観光客にもアピールしやすいこと
※既存の自社商品をピッグスキンに置き換えたものでも可

参加メリット

審査の上、参加事業者として決定すると
①国内最大規模の見本市「東京ギフトショー」の東京レザーブースに出展できます。
※ブースは3コマに5ブランド程度の共同出展となります。
②試作費用をお支払い。小物雑貨類1.5万円~シューズ4万円程度まで規定によりお支払いします。
③初めて本事業に参加する事業者には別途事業参加費として10万円お支払いします。

審査

応募された複数のデザインをトータルで判断し、ギフトショーでの需要に繋がりそうな応募者を5~6組程度事業参加者として選定します。

・コンセプト
・市場性 
・素材の活用方法

・オリジナリティ

・商品の審美性

審査員

 ◆川崎 智枝 
webメディア B.A.G. Number編集長 
CHIENOWAコミュニケーション代表 


◆鈴木淳 

台東デザイナーズビレッジ村長

◆池田正晴
JALFIC(Japan Leather Fashion Infomation Center)代表取締役


 応募方法

 ・所定の応募用紙で送付。もしくはWEBフォームから応募ください。デザイン画とともにピッグスキンをどのように活かしたいか、どのようなターゲットに向けた提案なのかを詳細に記入してください。 

・複数の商品による提案を歓迎します。

>>応募方法

2023年度のプロジェクト参加事業者「テーマ:東京産のピッグスキンを生かした商品」

2023年度のTOKYO PIGSKIN PROJECTでは、以下の5組が選ばれ、新商品の開発およびギフトショーに出展しました。
撥水素材や洗える素材など従来の皮革には無い機能的価値を用いた商品提案 Via TOKYO LEATHER FACTORY
ピッグスキンの特長である表面加工の多様さを生かした提案 sato-ca recomma
代表的なスエード素材のハギレを活かしてサステナビリティとアート性を両立した提案 DWARFなどが選ばれました。

recomma 

 トレンドを踏まえたミニマルで、開き方などに工夫がある機能的ステーショナリー類。ピッグスキンの繊細で高級感がある表面加工技術を生かした。 

TOKYO LEATHER FACTORY

洗えるピッグスキンを用いたバッグの提案。インバウンドを意識した旅行なども使えるバッグ。伝統技法の墨流しを活用。

柄や型押しも使い皮革の多様性を表現した。

Sato-ca(サトカ)

パリの町並みをテーマに、スエード表面に3D加工で立体的な模様を施し、複雑な光沢と立体的なユニークな素材加工で百貨店向けのエレガントなバッグを提案した。

Via(ヴィーア)

撥水加工のピッグスキンを用いたオリジナルバッグの提案。デザイン性に加えて使いやすさと手入れしやすさを考慮してバッグ。ギフトショー会場では撥水効果を実演することで注目を集めた。

DWARF(ドワーフ)

代表的なピッグスキン素材であるスエードの裁断くずを細かく裁断したものを固めた素材をシューズや小物に展開することでサステナビリティとアート性を両立した。 

ギフトショー出展の様子

2024年2月のギフトショーに5ブランドで参加。東京産である素材と製品に反響がありました。